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セレンディピティー  
「セレンディピティー(serendipity)」というのはあまりなじみのない言葉であろう。「偶然に目的とは違う貴重な発見をしたり、よいものに巡りあう能力のこと」といった意味で日本語には訳しにくい言葉の一つだそうである。

 仮説実験授業との出会い
 さて,私は大学時代に単位を落とし3年から4年に上がれずに留年したことがある。その留年した年の5月に学内で「しろうと教育論とくろうと教育論」と題した講演会があった。話の内容がとても素敵で,この講演を聞かなかったら,今の私はないだろうと言い切れる。一言でこの講演の内容をまとめると
「すべての教育活動は
楽しくなければならない」

 ということになる。講演された方は板倉聖宣氏(国立教育研究所 当時)である。板倉氏は1963年に科学を楽しく学ぶための〈仮説実験授業〉を提唱された。その考えに賛同した教師たちによって仮説実験授業は世に広まってゆき,今では多くの小中学校を中心として楽しい授業が展開されている。
 私は30年近くこの研究会にずっと関わり,様々なことを学び続けるとともに,自分の好きなことにも色々と首をつっこんできた。たとえばそれは〈落語・大道芸・芝居・オモチャ〉といったものである。 地元の劇団に研究生として通い,歌舞伎の隈取りを習ったり,道化師養成講座に通って赤鼻の道化師のメイクや一通りの道化師の動きや技も習った。吹き矢を毎日欠かさず練習して命中すると絵が飛び出るカラクリなどを作り舞台で演じたこともあった。凝り性の飽き性なので今はどれもやってはいない。
 そんな中「オモチャ」に関しては半端ではない。「科学の薫りのするもの」という自分のこだわりに当てはまるものはすべて揃えるほどの意気込みで今も収集を続けている。数えたことはないが,とりあえず3000点(主催者発表)としている。大道芸は〈語りものを中心とした和風のもの〉が好きなので〈南京玉すだれ〉や〈立ち絵紙芝居〉といったものを演ずる。今でもお呼びがかかれば出かけてゆく。先の〈仮説実験授業〉とはほとんど関わりがない。しかし〈自分が楽しいことをするのが一番大切〉という精神は仮説実験授業研究会から学んだ。

 数学教師から養護学校への転任 
 教師としては23年間中学の数学教師としてつとめ,46歳の時に「何となく楽しそうだなあ」というくらいの動機で養護学校に転任した。(実はそのとき鬱だったこともある)
 養護学校にかわるにあたっては,何人かの知人・友人に相談した。ある友人は「同じ教師という名が付いていても転職するくらいの気持ちが必要だね。仕事が全く違うと考えた方がいいよ」といってくれた。そのアドバイスは適切だった。〈日生・生単〉というのは〈日常生活の指導・生活単元学習〉のこと。毎日の着替え・身支度,ときには下の世話。

 養護学校での実践 
 教科書はないのですべてその子にあった教材を作成するところから授業は始まる。しかし,私にとっては〈教科書がない〉というのは好都合である。これまでに〈仮説実験授業研究会〉から学んだ教材と知識そして考え方がある。障害児教育に関しても仮説実験授業研究会の先人たちが積み上げてくれた確かな教材が少なからずある。それに加えて自分がこれまでに「楽しい」と思ってしてきたことで障害児教育の現場で使えるものが少なくない。
 科学オモチャを理科の授業の教材として活用することはこれまで何度も実施してきた。〈重力・回転・磁石・空気・水〉などと分類してコレクションしてあるのでその中からテーマを一つ選びそれに沿ったものをたくさん学校に持ち込み〈科学の遊び〉を体験する。養護学校なのでそれ以上深めることはむずかしいが,もし大学の物理の授業で「数式化したい」という人たちが対象でも十分対応できるネタはそろっている。
〈ものづくり〉にも拍車がかかった。これには〈教材として提示するもの〉と〈子どもたちに作ってもらうもの〉の2つがあるが,ともに〈わかりやすい・簡単・楽しい〉というコンセプトを生かしながらの作業である。当然のことながら〈笑顔〉を期待しながらの作業なので楽しい時間を過ごすことができる。

視覚支援ということ
 ある種の自閉症の子たちは一般に〈言葉〉による理解が難しく〈視覚情報〉を添えることで理解がしやすくなるといわれている。
例えば「早くしなさい」といっても理解されない場合でも時計やそれにかわるものを見せ「この針がここにくるまでに**しなさい」
と投げかければ理解されるというように。このようなものは〈視覚支援〉といわれている。
 こうしてみると大道芸や紙芝居といったものも〈視覚支援〉というものと関連づけることが可能である。〈素人芸〉ではあるが「どうすればここでお客さんが笑ってくれるか・お客さんの気を引くためにどうするとよいか」といったことに対しては〈見た目・衣装・小道具〉など色々と工夫してきたつもりだ。
 最近聞いた話だが保育園などでよく行われる〈パネルシアター〉というものは古宇田亮順さんという浄土宗のお坊さんが仏教説話を分かりやすくするために考案したものだそうだ。何も〈目〉に訴えれば分かりやすくなるというのは障害者に限定されるものではない。

セレンディピティー
 今まで自分が〈楽しそうだから〉と首を突っ込んできた様々な体験が面白いように今の現場で活用できる。思い起こせば大学5年生の時に〈仮説実験授業・板倉聖宣氏〉と出会えたのも養護学校にかわって自分の好きな仕事ができるのも〈セレンディピティー〉である。私は〈セレンディピティー〉が高いのだ,と思える今日この頃である。
by fusigigatanosii | 2011-06-01 21:37 | Comments(0)

科学オモチャのコレクター・日本の大道芸や話芸・整理収納・その日にあったゴキゲンなことなどを記事に取り上げます。
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